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江口惠津子

Author:江口惠津子


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子供時代に育った平屋の日本家屋が いまだ 忘れられず・・・

子育て後に、住宅リフォーム・空間リノベーション会社 「ヴェルディッシモ」を立ち上げる。

思い出の詰まった 我が家の再生を 目指します。

心も体も愉しい 「癒しの空間」 は、家庭にあるべきと 思います!

趣味・・・・・・ロードバイク

人生のテーマ・・凛として 生きる

得意技・・・・・瞬間爆睡 zzzz

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09月25日(木)

叔母のこと

随分とあいてしまいました。

自分が成年後見を務める 叔母が
94歳、大往生で永眠しました。

石和温泉の施設で、みなさまに看取られ
見事な大往生。
2010年のブログです
http://verlog.blog18.fc2.com/blog-entry-335.html

戦前、戦中、戦後を
中学の国語の教師として
元祖 職業婦人を貫きました。

凛とした姿は、ちょっと近寄りがたくもありました。

退職後は 好きな旅行や、小さい時からやっていた
謡曲、仕舞いのお稽古など精を出し
楽しんでおりましたが
4年前、 
石和温泉にある 施設に入りました。
認知症が すすんで 参りました。

その時 成年後見人になったわけです。

こちらの施設の方々には
頭が下がります。
いつもにこにこ、明るい笑顔がたくさん。

今回、
入退院を繰り返し、もうそろそろご覚悟をと
連絡を頂いたのが 月曜日。
夜中の最終で 石和入り。

かねてより、自然な看とりを希望していたので
大好きな 部屋で お別れの時間を
まるまる二日共有しました。

その間にも 看護師さん、ヘルパーさん、お医者さん
次々に 部屋をおとづれてくれ、
明るく 話しかけて言ってくださいます。

この二日間、
わたしは 初めて、おばの授業を受けたような気がしました。

好きな 謡曲のカセットと 謡本が
部屋にいっぱいあります。
ヘルパーさんが、テープレコーダーを持ってきてくれました。

試しに カセットかけてみましたが
た~か~さ~ご~や~
(これなら知ってるけど)
何を言ってるのか 全然分からず

でもなんだか、読んでみたいと思いました。
手にしたのは 「敦盛」
謡本と カセット いっしょに読み進めると
なんとなく、手で かなと漢字を
おうことができるんですね。

おばの目線は 既に宙を漂い始めていましたが
絶対に、聞いてくれてる!と 確信がありました。

解説 読んでみると、なるほどなるほどですね。

あらすじ[編集]

源平の戦いの緒戦に疲れた源氏の武将熊谷直実は、出家して法名蓮生と名乗った。秋八月、蓮生はかつて一ノ谷の戦いで討った平敦盛の菩提を弔うために摂津国須磨の浦へ赴いた際、笛の音が聞え、草刈男らに出会う。蓮生が男らに誰が笛を吹いていたのかと尋ねると、男らの一人が笛にまつわる因縁について語り、十念を授けて欲しいと言う。蓮生が理由を質すと、その男は敦盛の化身である事をほのめかして姿を消す。夜、蓮生が読経していると敦盛の霊が現れて平家一門の栄枯盛衰を語り、平家最後の宴を懐かしんで中之舞を舞い、一ノ谷合戦での討ち死にの模様を再現して見せる。そしてやっと敵である直実に巡り会えたと仇を討とうとするが、すでに出家して蓮生となって弔いにつとめる直実はもはや敵ではないと悟り、極楽浄土では共に同じ蓮に生まれる身になろうと言い残して敦盛の霊は姿を消す。

それがですね、

二日目の夕方、
また 楽しい看護師さん、ヘルパーさんが 部屋に来てくれて
「敦盛」かけましょう! ということで
カセットスタート。

謡本を見ながら 謡う看護師さん。
わたしも、にわか解説者として いい加減なご説明を加えました。
「最後のところは・・・・
幽霊になった敦盛さんも
極楽浄土では 仇であった連生さんとともに
同じ蓮に生まれる身になろう  といいのこして
消えてったのだそうですよ。」
      因果はめぐり逢いたり敵はこれぞと討たんとするに。仇をば恩にて。
      法事の念仏して弔わるれば。終には共に。生まるべき同じ蓮の蓮生法師。
      敵にてはなかりけり。跡弔いて。賜び給え。跡弔いて賜び給え

その話をしながら、
カセットが ガチャッと 終了。
その瞬間に・・・・
おばの 息が止まりました。

穏やかな口元。
おばは にっこり笑っていきました。

お見事でした。

介護スタッフのみなさま
看護師のみなさま
施設のみなさま

本当にありがとうございました。
おばの人生の ほんの少ししか
知らない自分ですが、
みなさまのおかげさまで、最後は少しだけ
おばのそばに居ることができました。

ありがとうございました。



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